Garminウェアラブルで計測したデータをパーソナライズされた栄養に変える

世界的に6つの主な死因に関連しており、年間3,000億ドルもビジネスに影響を与えているといわれるストレスは、個人にとっても、企業にとっても、そして国にとっても明らかに懸念するテーマとなっています。でも、それを助けてくれるものは身近にあります。Garminのウェアラブルには、ストレスレベルをトラッキングしてくれる機能があります。それだけでなく、ストレスレベルに影響する身体活動量、カロリー、そして睡眠まで見える化してくれます。フードテックのスタートアップmyAir は、これらのデータを使ってカスタマイズした植物由来の栄養バーを作り、ストレス解消をサポートしてくれます。

睡眠の質とストレスの改善

myAirが実施したオープンラベルのパイロット試験では、参加者にGarminのvivosmart 4を使って、睡眠の時間、質、ストレスレベルを測ってもらいました。実施前データを取得するために2週間ウェアラブルをつけてもらったあと、参加者は植物由来の栄養バーを摂取した2週間のデータも計測しました。

TechnionのDr. Gil Lewitus が率いたこの研究によってIsrael Institute of Technologyは、参加者の73%の不安のスコアと84%の人の睡眠の質が改善されたという結果を得ました。さらに、vivosmart 4によって取得された睡眠データから、54%の参加者は睡眠時間が長くなり、64%の参加者は深い睡眠の時間が長くなったこともわかりました。この研究は、アダプトゲンとホップ抽出物をユニークにブレンドした栄養バーが、睡眠の質を改善し、ストレスを和らげると結論付けました。

生理的データをパーソナライズされた栄養に

ストレスへの反応は人それぞれで、症状のレベルや症状の出るタイミングもみんな違います。Garminのウェアラブルデータは、それを装着する人の固有のもので、それはその人にあった栄養ソリューションに活用できることを意味します。myAirのプラットフォームをHealth APIで統合することで、Garminウェアラブルユーザーは自身の意志でmyAirにデータを共有することが可能になりました。ちょっとしたアンケートもmyAirが心理的な情報を得るための助けとなります。myAirは、定量的データと定性的データを組み合わせて、それぞれのユーザー特有のストレスプロフィールやニーズに合わせて、ストレス緩和の効果を与えるフォーミュラを作成しています。

myAirとGarmin

myAirはGarminのvivosmart 4を同サービスで導入することを決定する前、使いやすさ、信頼性、関連するメトリックスという点から、様々なデバイスを分析しました。myAirの創業者であるDovev Goldstein氏は、「私たちは、睡眠、ストレス、アクティビティのデータを計測するために長い間Garminデバイスを使用しています。この経験から、大規模な実験で使用でき、信頼できる正確な結果を得るために、最も手に届きやすく、正確な方法としてGarminデバイスを選ぶことになりました。」