2言語対応の従業員向けヘルス・ウェルネスアプリがエンゲージメントを高める アラブ首長国連邦

従業員の健康の大切さ

従業員の健康とエンゲージメントの向上は、企業の生産性と収益性にプラスの影響を及ぼします。2017年の調査によると、61%の従業員が会社から提供されるウェルネスプログラムの参加によって、より健康な生活習慣を身につけられたと報告されています。これらのプログラムに参加した従業員の仕事満足度も高かったことが分かっています。

新型コロナウイルスのパンデミック発生により、運動の選択肢が限られた環境の中での身体的健康と、自主隔離やリモートワークをする人々のメンタルの健康に関する懸念が高まっています。ウェルネスプログラムは両面の健康において、遠隔地の労働力に必要なツール、知識、励まし、つながりを提供することでサポートすることができます。アラブ首長国連邦のフィットネスプラットフォーム「STEPPI」は、英語とアラビア語の両方で利用できる無料アプリを通して、こういったサポートを提供しています。

STEPPIとGarmin

STEPPIの企業ウェルネス及びコミュニティーエンゲージメントプラットフォームは、Garminデバイスと統合され、アクティブであることに対してインセンティブを提供します。Garmin Health APIコンパニオンSDKとの統合により、STEPPIアプリで歩数、心拍数、ストレスレベル、睡眠時間、消費カロリーなどの健康と運動量のデータを見ることができます。

同時に、このソフトウェアは管理者がプログラムを管理し、集約された健康データを閲覧、チームのエンゲージメントのための楽しい企画を作成したりできるデスクトップを提供します。Garminウェアラブルは、病気や状態を監視または診断するために使用するように設計・意図されていませんが、計測できるデータからは傾向や動向を読み取ることができます。

STEPPIの共同創業者であるMilos Savic氏は、次のように話しています。「Garminは、ウェアラブルマーケットのリーダーの1社です。このような統合から提供されるデータは、この地域に多くの可能性と機会をもたらします。Software as a Serviceモデルは、将来すべての企業にとって、特にCOVID-19以降には必要になるでしょう。私たちのチームは、Garminとしかできない独自のプラットフォーム上での機能作成に対し、とても気持ちが高ぶっています。将来的にこの市場をリードするテクノロジーを使用して、地域の健康状態をモニタリングし、改善することに役立てたいと思います。」

STEPPIのプラットフォームはすでに成功事例を報告しており、参加しているUAEを拠点とする企業では、ロックダウン中に活動量が120%も増加し、従業員は「より幸福感、つながりを感じ、メンタル・身体的健康の両方が改善した」とコメントしています。

ウェルネスプログラムのデジタル化

現在のパンデミック渦におけるリモートワーク状態は、世界中でデジタルヘルスやウェルネスプログラムの使用を加速させています。雇用主は、STEPPIが提供する、Garmin Healthエコシステムによって実現されているようなテクノロジーに頼ることで、従業員の健康を改善することができます。生産性の向上、離職率の低下、病欠の減少、チーム内のつながり、エンゲージメントの向上といったメリットを考えると、企業のリーダーが現在や将来の事業計画でこのようなプログラムを優先することも不思議ではありません。