ガーミンのスマートウォッチでコロナウイルス感染症が早期発見できる?

*これは米国の事例紹介です。日本では実施していません。

ガーミンのスマートウォッチは病気の診断や管理を目的に意図・設計されていませんが、世界中の有数の大学や研究施設の第一線を走る研究者において、ガーミンのようなウェアラブルデバイスがコロナウイルス感染症の初期症状の発見に寄与できないか、という調査が進んでいます。

前提は極めてシンプルで、
(1) 高い心拍数は、風邪、インフルエンザ、またはコロナウイルス感染症共通の初期症状であること
(2) ガーミンのスマートウォッチは心拍を手首で計測できること
以上の2点により、大勢の人々の感染初期症状の発見に非常に役立つものになると考えられています。

ここで確かに言えることとして、ウェアラブルテクノロジーが現在の、あるいは将来の危機的状況の解決に寄与する方法は、心拍数の計測という枠にとらわれないということです。

ガーミンは、コロナウイルス感染症の特定・追求・管理するに当たって、スマートウォッチが利便性の高い道具として活用できる可能性を、世界中の研究者とタッグを組んで模索しています。

この記事では、アメリカにて、ガーミンスマートウォッチユーザーがどのような目的をもち、解決の手立てをしたか、実際の事例を紹介します。

ウェアラブルデバイスのデータで病気を予測できる?

デューク大学では最近、「Covidentify (COVIDとIdentifyの造語)」と呼ばれるコロナウイルス感染症の拡散を防ぐための調査が発足しました。

その調査の中で、ガーミンスマートウォッチのようなウェアラブルデバイスやスマートフォンにより得られたデータを使うことで、コロナウイルス感染症がどのように広がったかを追跡し、いつだれが感染しやすい行動をしたか、また感染した場合に誰が症状の悪化につながるリスクが高いのかを追求できるのではないか、と期待したのです。

ガーミンスマートウォッチユーザーも、心拍数と日々の活動がどのようにコロナウィルスに影響されるかという研究者の調査に対して、スマートウォッチを通じて手助けできることにとても好意的で、人々が感染を防止する為に家にとどまっているこの状況も、この調査への参加を後押ししました。

詳細の情報については以下のURLをご覧ください。
www.covidentify.org
※海外のページにリンクします。

ウェアラブルデバイスのデータ収集は家庭と医療を助けられるのか?

PhysioQはNEOのキャンセル待ちリストを公表しました。

NEOとは、スマートデバイスを通して任意の人の健康管理を遠隔で行えるもので、無料で受けられるファミリー層向けのコロナウイルス感染症用モニタリングプラットフォームです。

NEOと同じように、ガーミンのスマートウォッチやアクティビティトラッカーを含む、研究者に信頼される最先端のウェアラブルを使うことで、家族のSpO2(血中酸素飽和度)※①や、心拍数をより遠くから管理ができます。これにより、家族に心理的な安心をもたらしてくれるのです。

コロナウイルス感染症の研究が加速化したこともあり、一般家庭から匿名的に得られたこのデータが、世界で一番大きなコロナウィルス感染症のオープンデータベースとなっています。

多くの医学研究者や科学者は既にこのデータベースを率先して使用する誓約にサインしました。内科医でありながら研究者としても現場の最前線で患者を診ているDr. Andrew Ahn氏や、動的バイオマーカーセンターの権威で、ハーバードメディカルスクールの医学部准教授でもあるDr. Chung-Kang Peng氏らもその一員です。

「睡眠やアクティビティのみならず、心拍のインターバルやSpO2(血中酸素濃度)※①を観察することができるガーミンの消費者フレンドリーなデバイスは、本当に革命的です。」とDr. Chung-Kang Peng氏は言います。

更に、「このデータから得られた見解は、医学的なアプローチを変え、病気の発見過程に対し重要な促進をもたらすでしょう」と続けました。

詳細の情報についてはPhysioQ NEO project,https://www.physioq.org/neoを確認してください。
※海外のページにリンクします。

“私たちは一人じゃない”

この変化し続ける時代の中で、一つだけ確かなことがあります。

私たちの社会はこのような健康危機、また将来の同じような危機が起きることを避けるために、答えを追求することをやめないということです。

ガーミンは、世界中の病を少しでも多く早期発見し、願わくはいつか治療ができるようになるよう、探求し続ける世界中の科学者たちと共に働けることを誇りに思います。

*Garminウェアラブルは、自己診断又は医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器でもありません。