Garminがランニングサイエンスの新境地へ!ランニングエコノミー機能のご紹介


2003年にGarmin初のフィットネスGPSウォッチ、2013年に「ランニングダイナミクス」を発表して以来、Garminはランニングサイエンスの分野で常に新しいスタンダードを示してきました。そして2025年、私たちは「ランニングエコノミー」を数値化できる世界初のランニングGPSウォッチを提供できたことを誇りに思います。

もしあなたが本格的なランナーなら、「ランニングエコノミー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
ランニングエコノミーとは、有酸素運動能力の主要な指標の一つであり、体がエネルギーをいかに効率的にランニングに変換できるかを示すものです。ランニングエコノミーの良し悪しは、エリートランナー間のパフォーマンスの違いを説明する重要な要素であり、従来の指標であるVO2 Maxと同じくらい大きな影響力を持っています。長距離パフォーマンスの主要な予測因子として、ランニングエコノミーがレース結果と相関することは、半世紀以上にわたる実証的研究によって裏付けられています。

ランニングエコノミーとは?
ランニングエコノミーは、一定のランニング速度における定常状態での酸素消費量として定義され、「1kmあたり体重1kgにつき何ミリリットルの酸素を消費するか (ml/kg/km)」で表されます。この指標は、値が低いほど良いとされ、使用するエネルギーが少ないことを示しています。

自分自身を乗り物だと想像してみてください。酸素はランニング中に体が使う燃料です。この指標は、基本的に「1km走るためにどれだけの燃料を消費するか」を測定するものです。つまり、人間の体の燃費のようなものだと考えてください。

たとえば、ランニングエコノミーの値が低い(190 ml/kg/kmなど)ということは、1kmあたりに使う酸素が少ないことを意味し、同じ距離を走るのに少量しか燃料を必要としない燃費の良い車に例えられます。

反対に、ランニングエコノミーの値が高い(220 ml/kg/kmなど)場合は、1km走るのにより多くの酸素が必要となり、ガソリンを大量に消費する車のようです。

空気力学的なデザインやエンジンの効率が良い車が燃料を少なく消費するように、ランナーのフォーム、筋肉の協調性、ケイデンスなどの要因が酸素効率に影響し、それがランニングエコノミーに影響します。ランニングエコノミーを向上させることは、よりスムーズかつ効率的に走るための「エンジン」をアップグレードするようなものであり、同じ速度でより長く、快適に走れるようになります。

簡単に言えば、有酸素運動能力が似た2人のランナーがいた場合、より良いランニングエコノミーを持っているランナーの方が、少ないエネルギー消費で同じペースを維持できるため、より良いパフォーマンスを発揮する可能性が高いということです。

Garminはどのようにランニングエコノミーを測定するのか?

新しいランニングGPSウォッチ『Forerunner 970』とハートレートセンサー『HRM 600』を使えば、ランナーは手首で簡単にランニングエコノミーのデータを確認できるようになります。


これらの2つのデバイスは、ランニング中の心拍数、ピッチ[AK1] 、ストライド長、接地時間、上下動など、さまざまな生理学的・生体力学的データを分析します。さらに、新しい重要な指標である「スピードロス」、つまり一歩ごとにどれだけスピードが失われるかを捉えることで、ランニングエコノミーを算出します。


さらに、このシステムは現在のデータだけでなく、あなたのトレーニング履歴も参照し、7段階の色分けされたレベルで結果を表示するため、現在の状態や改善しているかどうかを簡単に確認できます。

ランニングエコノミーを正確に測定するためのいくつかのステップをご紹介します。

  1. 身長と体重が正しく入力されていることを確認し、ウォッチとハートレートセンサーをGarmin Connectアプリと定期的に同期してください。
  2. ランニングエコノミーは1回のワークアウトで計算されるものではなく、通常、最初の推定値が表示されるまでに少なくとも45回のランニングデータが必要です。複数のセッションを組み合わせることで、より正確で意味のある結果が得られます。
  3. ランニングエコノミーは有酸素運動能力に焦点を当てているため、すべてのランニングがその計算に等しく貢献するわけではありません。室内でのランニングやトレイルランは推定プロセスから除外されます。正確なデータを収集するベストな方法は、トラックや比較的平坦な地形での30分以上のイージーランです。

ランニングエコノミーを向上させる

一般的に言って、走れば走るほど、ランニングエコノミーは良くなります。走行距離と経験が積み重なるにつれて、ランナーは自分に合ったより効率的なストライドを身につける傾向があります。もちろん、初心者の方が上達は早いですが、経験豊富なランナーはゆっくりとしか進歩しないかもしれません。

ランニングエコノミーはトレーニングによって向上させることができます。ランニングフォーム、柔軟性、心肺機能、代謝、神経筋効率などの要因がすべて貢献するため、各ランナーはそれぞれ独自の改善方法を持っています。もしあなたが初心者なら、この機能は学習段階で個人的な進歩のベンチマークを築くのに役立ちます。一方で、ランニンググループやクラスに参加したり、筋力トレーニングを日課に加えたり、あるいは新しいシューズに切り替えたばかりの場合でも、この機能はそれらの変化が本当に効果的であるかどうかを評価するのに役立ちます。


結論として、パフォーマンスアップを目指すランナーにとって、ランニングエコノミーを理解することは、自分のランニング効率をより意識するのに役立つだけでなく、進歩しているのか、停滞しているのかをモニタリングし、トレーニングの課題を特定することに役立ちます。Garminのランニングサイエンステクノロジーは、結果的に「より遠くへ、より速く、より少ない労力で」走ることを目的として、ランナーをサポートします。