マラソンに参加するべきかそうすべきではないかを判断するには

現在、ロードでのランニングを始める人が増え、あらゆるランナーのためにさまざまな大会が準備されています。では、競技に臨む準備とはどういう意味なのでしょうか?参考のため評価方法をいくつかご紹介します。

1.トレーニング計画を完了できていますか?

科学的で計画的なトレーニングはマラソンを完走するための基本的な要素です。トレーニングの完成度が高いということは、実際には半分成功していることを意味しています。多くの初心者ランナーにとって最も重要なのは、どれだけインターバルの練習をするかではなく、有酸素運動の基礎を作ることです。

初心者と上級者では、トレーニングの重点項目が必ずしも同じではない場合があります。レベルが高ければ高いほど、トレーニングの強度も高くなります。しかし、有酸素運動の基礎が十分できていない場合は、単純に有酸素トレーニングを積み重ねるだけでも、初心者ランナーにとっては完走とプラトーの両方の面で効果的です。そのため、あまり刺激は必要ありません。

故に、コーチを探したり、ランニンググループに参加したり自分でスケジュールを立てたとしても、厳しいトレーニングが効果的であるとは限らないことを明確に理解しなければなりません。同時に、トレーニングの目的についてもよく考えなければなりません。有酸素運動を基本にして行えば、心拍数のコントロールをトレーニングに含めることができる一方で、ペースや距離はそれほど重要ではありません。優秀なランナーはよくトレーニングをしていますが、それは私たちがトレーニングするのと同じ強度でペースを速くして行っているからです。同じ時間条件であれば、自然と遠くまで走ることができます。

ランニングの量は少ないですが、時間とトレーニング強度が同じであれば、身体に得られる効果はそれほど変わりません。

2.最高の状態に仕上げるために調整をしたことがありますか?

トレーニングはレースを完走するための保険ですが、頻繁にトレーニングをしすぎるとオーバートレーニングにつながることがあります。トレーニングが軽度の場合はレースに影響しますが、重度の場合は健康に影響する可能性があります。これも議論の余地がある問題です。競技の段階では、トレーニングよりも休息の方が重要な役割を果たすことがあります。良い休息を取ることでパフォーマンスを上げることができます。もちろん、普段からよくトレーニングを行うランナーに対してもです。

試合前にトレーニング量を減らすことで最もよく起きる問題は、休憩を取りすぎることではなく、むしろ休憩をとることに消極的になることです。特にレースが近づくにつれ、選手たちは心の中で緊張を感じ始め、トレーニングが自分たちをゴールまで支えてくれるかどうかを心配するようになります。結局、あわてて練習量を増やしてしまうことがあります。このような状況は、レース前のトレーニング量の減少とともにしばしば起こります。

トレーニング・サイクルを通じてスケジュールが計画どおりに完了していれば、トレーニングがうまくいかなかったり、まったくいかなかったとしても、たいていは最終的にそれほど大きな影響はありません。もちろん、急激にトレーニングの量を増やしても同じです。最も重要なことは、計画を実行し、それに従うことが最善策であるということです。

ここでは、休息をとるときは、休むことを恐れないようにしましょう。同時に、質の高いトレーニングを行うときは、エネルギーを節約し、本番前の質を意識したトレーニングでは全力を出さないようにしましょう。似たようなケースはたくさんありますが、たいていはうまくいかずに終わります。最後に重要なのは睡眠です。睡眠に代わる回復方法は他にありません。トレーニング量が減少している間、睡眠の質を良好に維持できるように努め、安静時の心拍数をモニタリングして睡眠の質を補います。トレーニングスケジュールの最後の段階では、トレーニングセッションの後も続けて行いたいエネルギーが満ちていていることを感じれる場合は、身体がレースに対する準備ができていることを意味します。

3.合理的な試合調整

ここで議論する主な問題は、競技時間の調整とレース中の戦略の実行です。マラソンは体に負担がかかるスポーツです。私たちが到達できない有酸素能力と体力を持っている世界のトップアスリートでさえ、そのほとんどは年に2~3回しか大会に参加しません。私たちのようなアマチュアランナーにとっては、その年に好きなレースを1つ選んで、そのための準備をしましょう。そして後悔しないように最善を尽くせば、とても満足いくものとなります。

レース中、特に日本、ヨーロッパ、アメリカなど比較的涼しい場所でレースに参加していたり、トレーニング量が少ないい場合は、自分の能力を超えたペースでレースを始めることが多いです。例えば、5時間しか走れない人は、4時間以内のペースでスタートして、最後に後悔します。練習場の温度や湿度が高いせいもあり、海外では予想外のパフォーマンスが起きやすいのです。

競馬場をコースとして利用するレースは外国では少なくなく、コースの凹凸に慣れていない場合、出発前に過去の中継放送を見て、地形の変化に応じて走行距離を記録することをお勧めします。心の準備をして、レース中に直面する可能性のある問題を予測するだけでなく、戦略の参考にすることもできます。

実戦的なトレーニングや気の利いた戦略、またはリハーサルだけでも、レースの目まぐるしさの中でミスをしにくくなります。一度レースに臨んだら、レベルに関係なく、マラソンそのもに重点を置いてください。マラソンは神聖なスポーツであり、尊重することで、その見返りとして、あなたに大きな成果をもたらすでしょう。